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2025.05.10

ホームページ制作で制作者がよく使う用語集

──はじめてのWeb発注、言葉の壁をなくすために

ホームページ制作で制作者がよく使う用語集

はじめに

「ホームページを作りたいけど、打ち合わせで何を言われるんだろう?」
「Web業界って、横文字とか略語が多くて不安……」

そんな声を、これまで何度も聞いてきました。

Web制作って、“なんとなく難しそう”に感じるものかもしれません。
でも、ほんの少しだけ知っておくだけで、会話がスムーズになったり、安心して相談できたりすることがあります。

今回は、制作者が打ち合わせややり取りの中でつい使ってしまいがちな用語を、なるべくやさしい言葉でご紹介します。

用語集

SEO(検索エンジン最適化)

Googleなどで検索したときに、上のほうに表示されるようにホームページの構成や内容を工夫すること。「検索されやすくする」と覚えてもらうとイメージしやすいです。

CV(コンバージョン)

「お問い合わせがあった」「予約が入った」など、ホームページで“得たい成果”のこと。つまり「目的達成」という意味です。

LP(ランディングページ)

1ページ完結型の縦長のWebページ。商品やサービスの紹介から申し込みまでを一気に見せるときによく使います。

CTA(コールトゥアクション)

「お問い合わせはこちら」などのボタンやリンク。ページを見た人に“次の行動”を促すための大切な要素です。

WordPress

ホームページを作る・更新するためのシステム。ブログのようにページを自分で増やしたい場合などによく使われます。

CMS(コンテンツマネジメントシステム)

WordPressのように、特別な知識がなくてもホームページの内容を管理できる仕組みのこと。

レスポンシブ対応

スマートフォンやタブレットでも見やすいように、画面サイズに合わせてレイアウトが自動で調整される仕組み。今ではほとんどのWebサイトで標準です。

ドメイン/サーバー

ドメインは「インターネット上の住所」、サーバーは「その住所に建っている建物」のようなもの。ホームページを公開するためにはどちらも必要です。

SSL

通信を暗号化して、安心して情報をやりとりできるようにする技術。URLが「https」で始まっていれば、SSLが設定されているということです。

Googleアナリティクス

ホームページに「どれくらい人が来たか」「どんなページが見られているか」を分析できるGoogleの無料ツール。

Googleサーチコンソール

検索エンジンにどう表示されているか、どんな言葉で検索されているかを確認できるツール。SEOの改善にも使われます。

Googleフォーム

問い合わせフォームを簡単に作れるツール。入力内容は自動で保存され、複雑な設定も不要です。

Googleマップ埋め込み

ホームページの中に地図を表示する機能。店舗や事務所の場所をわかりやすく伝えられます。

SNS連携

InstagramやX(旧Twitter)などとホームページをつなげる仕組み。発信力を高めるためによく使われます。

Googleビジネスプロフィール(旧:Googleマイビジネス)

Google検索やGoogleマップに、お店の名前・住所・営業時間・口コミなどを表示するための無料ツール。口コミを増やしたい、地元で検索されたときに見つけてもらいたい、といった目的でよく活用されます。

MEO(エムイーオー/マップ検索対策)

Googleマップで検索されたときに、自分のお店や会社が上の方に表示されるようにするための対策。Googleビジネスプロフィールの整備や口コミの充実などが主な施策です。

HTML

ホームページの“骨組み”をつくる言語。「見出し」「本文」「画像」など、どんな内容をどの順番で表示するかを決めています。

CSS

HTMLでつくった骨組みに「色」「大きさ」「レイアウト」などの見た目をつけるための仕組み。服を着せるようなイメージです。

JavaScript

「クリックしたら動く」「スクロールしたらふわっと出てくる」など、動きや機能を加えるための技術。よりリッチなWeb体験を実現します。

最後に

私自身も、気を抜くとつい専門用語を使ってしまうことがあります。
でも、「わからないから相談してくれている」という前提を、いつも大切にしています。

ご相談いただいたときには、「それってどういう意味ですか?」と遠慮なく聞いてください。
そのやりとりこそが、良いサイトづくりの第一歩です。

この記事が、Web制作を相談することへのハードルを、少しでも下げるきっかけになればうれしいです。

Nido.

この記事を書いた人|Nido.(ニド)

石川県を拠点に、富山県在住のWeb制作者。東京でも中堅どころの制作会社にて部長・執行役員を歴任後、独立。小規模事業者向けサブスク制作サービス「Nido.Growth」を運営。制作の現場から経営までの実務経験をもとに、Webの設計思想や考え方をお届けしています。