こんにちは、Nido.です。
今回から数回にわたって、「ホームページ制作の流れ」について、連載形式で深掘りしていきます。
ホームページを作るのが初めての方も、すでに経験がある方も、「結局どう進んでるのか、よく分からなかった…」という場面に出くわしたことはありませんか?
制作の現場ではどういう工程を経てサイトが形になるのか──
この連載では、お客様の立場から見た「進み方」「つまずきやすいポイント」も含めて、できる限りわかりやすく解説していきます。
Web制作は大まかに次の6つのステップで進行していきます。
各ステップでどんなことが起きるのか、どこに気をつけるべきかを押さえておくことで、プロジェクトがぐっとスムーズになります。
「なぜホームページを作るのか?」を制作前に明確にしておくことは非常に重要です。
採用のため? 問い合わせを増やすため? 会社の信頼感を高めるため?
目的が曖昧なまま進めると、どこかでズレが生じてしまいます。
最近では複数の制作会社に相談し、提案・見積を比較した上で発注先を決める流れが一般的になりました。
契約前の段階で「大まかな構成案」「スケジュール案」まで提示されることも多く、選定のタイミングで方向性がかなり定まっているケースもあります。
この段階では、サイトの目的や導線を整理し、必要な情報や機能をワイヤーフレーム(設計図)に落とし込んでいきます。
「どんな見た目にするか」よりも前に、どのように情報を伝えるか・導くかをしっかり考える工程です。
設計内容をもとに、サイトのビジュアルを作成していきます。
ここで大切なのは、単に「おしゃれ」かどうかではなく、ユーザーにとって情報が正しく伝わるデザインになっているかどうかを見極めることです。
発注者としても、「誰に・何を・どう伝えたいか」を軸にチェックする視点が求められます。
決定したデザインをもとに、Webサイトとしての形を実装していく工程です。
スマホ表示や表示スピード、SEOへの配慮などもこの段階で反映されます。
見た目だけでなく、裏側の品質にも注意を向けたいポイントです。
完成したサイトを公開して終わり──ではありません。
実際にはここからがスタートライン。
検索流入の状況を見ながら改善を重ねていく「運用フェーズ」まで見据えることが、Webサイトの成果につながります。
今回は、ホームページ制作がどんな流れで進んでいくのか、全体像をざっくりとご紹介しました。
今後の記事では、各ステップごとに「どんな視点を持てば失敗しづらいか」「何に注意すべきか」といったポイントを掘り下げていきます。
次回は、ステップ②で登場した「パートナー選定・ディレクション」について、より詳しく解説する予定です。
Nido.では、定額制で運用まで含めたWeb制作サービス「Nido.グロース」を提供しています。
「これからWebサイトを作りたい」「今のサイトをリニューアルしたい」
そんな時は、戦略から運用までを一緒に考えられる伴走型の体制で、あなたのWebサイトを支援します。
石川県を拠点に、富山県在住のWeb制作者。東京でも中堅どころの制作会社にて部長・執行役員を歴任後、独立。小規模事業者向けサブスク制作サービス「Nido.Growth」を運営。制作の現場から経営までの実務経験をもとに、Webの設計思想や考え方をお届けしています。