──地方発、共感から始まる発信戦略
都心にあるような大きな制作会社と違って、小さなWeb屋には、数でも資本でも勝てないことがたくさんあります。
でも──信頼なら、時間をかけて積み上げていける。そう、私たちは考えています。
今、Web制作という仕事を通じて、ただ「サイトを作る」だけでなく、地域を元気にする力になりたいと本気で思っています。
そのために私たちが取り組んでいるのが、「発信」と「共感」を軸にした関係づくりです。
今でこそ地方分散の流れも見られるようになってきましたが、依然として“情報の発信力”という点では、地方はまだまだ遅れています。
本当は良い会社や魅力的な活動がたくさんあるのに、「知られていない」ことで埋もれてしまっている。
Webを通じて発信することさえ、どこか“東京の会社のもの”のように見えてしまう──そんな現実も、少なからず感じます。
でも、これは変えられると信じています。
私たちが、発信する側に回ることで。
私たちNido.が「Nido.の考え」やNote、Xを使っているのは、まず自分たちの想いを自分たちの言葉で届ける場を持ちたかったからです。
「仕事がほしい」ではなく、「どういう考えで仕事をしているか」を発信すること。
そこに共感してくれる人と、長く続く関係を築きたかったからです。
発信は、自分の考えや姿勢を届ける“橋”のようなもの。
そしてその橋の先には、同じように地域やお客様を想っている人たちがいると信じています。
Nido.の根本にあるのは、「地方がもっと元気になってほしい」という願いです。
そしてそのためには、地方の中で“伝え手”になる人や会社が必要だと強く感じています。
それが積み重なれば、地域の小さな会社が、自分の力で価値を発信できる世の中になる。
私たちはその“足場”を、一緒につくりたいと思っています。
信頼されるWeb屋になるには、特別な技術が必要なわけではありません。
むしろ、目指す姿が明確であること、そこに共感を得られる発信をしていること。
そして、小さな約束を丁寧に守り続けること。
その繰り返しが、「この人なら任せられる」と思ってもらえる未来につながる。
そう信じて、今日も私たちは自分たちの言葉で、地域と、未来と、誰かとつながろうとしています。
私たちがやっているのは、ただのWeb制作ではありません。
「地域の声を、届けるための場をつくる」こと。
そして「信頼される存在になることで、誰かの選択肢になる」こと。
地方の小さな会社でも、想いがあれば発信できる。共感はつながる。
この想いに共感いただいた方とともに、さらにその先のお客様──つまり「お客様のお客様」へも、共感を広げていきたい。
地域で笑い合える仲間と、未来をつくっていくために。
そんな仕事を、これからも続けていきたいと思っています。
石川県を拠点に、富山県在住のWeb制作者。東京でも中堅どころの制作会社にて部長・執行役員を歴任後、独立。小規模事業者向けサブスク制作サービス「Nido.Growth」を運営。制作の現場から経営までの実務経験をもとに、Webの設計思想や考え方をお届けしています。